本規約は、東洋インターネットサービス株式会社 (以下「当社」といいます) が提供する VPS サービス (以下「本サービス」といいます) の利用に関する個別の条件を定めるものです。本規約は、当社の 共通利用規約 と一体として適用され、共通利用規約の特別条項として位置付けられます。両者の間に齟齬がある場合は本規約が優先します。
第1条 (適用範囲)
本規約は、当社が「TOYO Hosting」のブランドで提供する VPS サービスを契約する利用者と当社との間に適用されます。
第2条 (定義)
- 「VPS」とは、KVM 等の仮想化技術により物理ホスト上に構築された仮想サーバーを、利用者が単独で利用できる形態のホスティングサービスをいいます。
- 「物理ホスト」とは、複数の VPS を稼働させる物理サーバーをいいます。
- 「リソース割当」とは、各 VPS に割り当てられる vCPU、メモリ、ストレージ、ネットワーク帯域の上限値をいいます。
第3条 (サービス概要)
- 本サービスは、利用者に対して仮想サーバー単位で root 権限を伴う管理アクセスを提供します。
- 各 VPS は、共有物理ホスト上で論理的に隔離されますが、物理ホストおよび上流ネットワークは他の利用者と共有されます。
- 本サービスは、当社が指定する 6 拠点 (シンガポール、米国 (ロサンゼルス)、オランダ (アムステルダム)、英国 (ロンドン)、チェコ (プラハ)、オーストリア (ウィーン)) で提供します。提供拠点は予告なく変更されることがあります。
第4条 (対応 OS)
- 本サービスは、Linux ディストリビューションのみを対応 OS とします。Windows、BSD 系、macOS その他の OS は対応しません。
- 当社が標準提供するディストリビューションは、Ubuntu、Debian、Rocky Linux、AlmaLinux、その他当社ウェブサイトに掲載するものとします。
- カスタム ISO のアップロードによる独自 OS のインストールは、サポート対象外とします。
- OS のセキュリティアップデート、設定変更、運用は利用者の責任において行うものとします。
第5条 (自動プロビジョニング・即時開通)
- 本サービスは、契約成立及び初期費用の入金確認後、原則として数分以内に自動プロビジョニングされ、利用可能となります。
- 本人確認・与信審査が必要な場合、または当社のキャパシティ上の制約により、開通まで時間を要する場合があります。
- 初回プロビジョニング時に当社から発行される root パスワードは、利用者の責任で速やかに変更し、SSH 鍵認証等のより安全な方式に移行することを推奨します。
第6条 (リソース割当・性能)
- 各プランに割り当てられる vCPU、メモリ、ストレージ、ネットワーク帯域は、当社ウェブサイトに表示するサービス仕様によります。
- vCPU の処理性能は物理ホストの状態及び他テナントの負荷状況により変動する場合があります。当社は、特定の演算性能 (ベンチマーク値、IOPS 等) を保証するものではありません。
- 本サービスは Burstable な性能設計を採用しており、短時間のスパイク的な高負荷利用は許容しますが、継続的な 100% 利用は AUP に定める「リソース濫用」に該当する場合があります。
第7条 (共有物理ホストに関する事項)
- 本サービスは、複数の利用者で物理ホストを共有する形態であり、ハイパーバイザによる論理的隔離はあるものの、技術的に完全な隔離を保証するものではありません。
- 機微度の極めて高いデータを扱う場合は、本サービスではなく、専用サーバーまたはコロケーションの利用を推奨します。
- 当社は、CPU、ストレージ等のサイドチャネル攻撃に関する公知脆弱性 (Spectre、Meltdown 等) への対策を継続的に実施しますが、未知の脆弱性によるリスクを完全に排除することはできません。
第8条 (OS 再インストール)
- 利用者は、当社管理パネルから OS の再インストールをいつでも実施することができます。
- OS 再インストールにより、当該 VPS 上のすべてのデータは消去されます。利用者は、再インストール前に必要なデータを退避させるものとします。
- OS 再インストールに伴うデータ消失について、当社は一切の責任を負いません。
第9条 (ホスト保守による再起動)
- 当社は、物理ホストのハードウェア障害対応、セキュリティパッチ適用、ハイパーバイザのバージョンアップその他の保守作業のため、VPS の短時間 (通常 5 〜 30 分以内) の再起動またはライブマイグレーションを行うことがあります。
- 計画保守については、原則として 7 日前までに利用者に事前通知を行います。
- 緊急保守の場合は、事前通知なく実施されることがあります。
第10条 (スナップショット・バックアップ)
- 当社は、定期的なバックアップを行う義務を負いません。利用者は、自らの責任においてバックアップを取得するものとします。
- スナップショット機能は、当社が有償オプションとして提供する場合があります。スナップショットはストレージ障害に対する単一障害点となるため、災害対策としては不十分であることに留意してください。
第11条 (アップグレード・ダウングレード)
- 利用者は、上位プランへのアップグレードをいつでも申請することができます。アップグレードは原則として再起動を伴います。
- 下位プランへのダウングレードは、ストレージ容量の制約等によりサポートされない場合があります。
- 長期契約期間中のアップグレード差額は、残期間に応じて按分計算します。
第12条 (VPS 特有の禁止事項)
共通利用規約及び AUP に定める禁止事項に加えて、利用者は次の行為を行ってはなりません。
- 仮想化基盤またはハイパーバイザの脆弱性を悪用する行為
- 他の VPS インスタンスの監視、隣接インスタンスへの不正アクセスを試みる行為
- 暗号通貨のマイニング、ステーキング、その他継続的な高 CPU 負荷を伴う計算処理
- I/O ベンチマークの目的のみで継続的にストレージ I/O を発生させる行為
- パブリックな TOR Exit Node、オープンプロキシ、オープンリレーの運営
附則
- 2026年5月1日 制定・施行